2019年にスターしたGIGAスクール構想により、学校で一人1台でのタブレット学習が可能となりました。授業でクイズ大会を開催できるアプリのKahoot!(カフート)を使って、授業で学んだことを基に問題を作成したクイズ大会を授業に取り入れることで、児童生徒が楽しみながら学ぶことができ、より効率的・発展的に授業を展開して授業の質を向上させることができます。
Kahoot!の魅力とは?
Kahoot!の一番の魅力は、多様なゲーム性のあるインターフェイスで子どもにも使いやすく、問題作成者はアカウントを登録するだけで、基本機能であれば無料で使うことができる点にあります。アプリでもウェブブラウザ上でもオンラインで起動することができ、分かり易いインターフェイスで使い勝手が良く、子どもたちはライブ感覚で、まるでクイズ番組かのようにクイズに挑戦することができます。そのため、子どもたちがより主体的に参加したり、ペアやグループ活動として取り組む場合には、子どもたちが協力し合ってクイズ問題に取り組んだりすることが可能になります。クイズ問題は作成者がオリジナルの問題を作ることができ、無料版でクイズを作成する場合の回答には4つの選択肢か〇×クイズの形式を使うことができます。クイズ大会という形式のため、クラス全員で競い合いながら一斉に行うことで子どもたちは大いに盛り上がります。また、問題内容をトピックや難易度、進捗度などに分けて非一斉型でクイズ問題を作成すれば、子どもたちが自分のペースで得意分野を伸ばしたり、不得意分野を克服したりする練習問題に挑戦する、という使い方もできます。
Kahoot!の授業への導入
具体的に授業にKahoot!でのクイズ大会を導入するタイミングとしては、授業の始めに既習内容の復習問題として、授業の終わりでは、その日の授業で学んだ内容の復習と確認、単元まとめ段階でば、テスト前後の確認問題として取り組むこともできます。授業の進捗や子どもたちの理解度に合わせた問題を作成することで、児童はクイズ大会に参加して楽しみながら学ぶことにつながります。
小学校高学年の英語授業での導入例:
「小学校英語の復習」クイズ
授業初めに行っているルーティンクエスチョンの問に対する正しい回答を選ぶ問題例1
小学校英語で学んだ表現に対する正しい回答を選ぶ問題例2
小学校英語で学んだ表現に対する正しい回答を選ぶ問題例3
小学校英語で学んだ表現に対する正しい回答を選ぶ問題例4
このように、Kahoot!を使ったクイズ大会を授業に導入すれば、既習内容の定着を図ったり確認したりするうえで有効な授業実践になるでしょう。ぜひ通常の授業に取り入れて、子どもたちがより楽しんで学ぶ活動としてKahoot!を活用してみてください。