Kahoot! チームからのアドバイス
- 実証済みのやり方で、がんばりすぎず、賢く学習
- テクノロジーとAIを使って学習時間を最大限に活用する
- 勉強を楽しくすることでモチベーションを維持する
Kahoot! の新しいレポートは、高等教育を受ける学生の学習習慣とメンタルヘルスとの関連性に着目し、健全な学習習慣と適切な学習支援ツールの重要性を示しています。
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大学や専門学校での経験は、新しい友人を作ったり、新しい興味を探求したり、すばらしい冒険になります。けれども、学生にとってはストレスの多い時間でもあります。「Kahoot! 学習習慣スナップショット2024」では、高等教育機関で学ぶ1,000人の学生を対象とした調査に基づき、勉強とメンタルヘルスとの関連性を明らかにしています。学生がどのように勉強するかはそれぞれの心の状態に影響し、さらに心の状態は勉強の方法や有効性に影響します。
多くの学生にとって、時間管理や気が散ってしまうといった問題は、学習目標を達成するために常に重大な障害となっており、学生がストレスやメンタルヘルスの問題に悩むようになると、達成するのがさらに難しくなる可能性があります。強固な学習習慣は、学生の感情や学業成績にどのような影響を与えるのでしょうか。学習を成功させるために、学生はどのようなツールやテクニックを使っているのでしょうか。
勉強とウェルビーイングの関係性についての重要な洞察を発見し、より賢く勉強し、教室内外で活躍するための具体的な行動方法を知るために、ぜひ続きをお読みください。
メンタルヘルスに関連する話題が世界的に広がっている中で、学生たちはメンタルヘルスが勉強に及ぼす影響について声を上げています。調査を行った学生のうち3分の2が、メンタルヘルスの問題が定期的 (月に数回以上と定義) に勉強や学業にマイナスの影響を及ぼしていると回答しています。さらに、調査を行った学生の半数は、圧倒的なストレスや不安を週単位または毎日感じていると報告しています。メンタルヘルスが大きな課題となっている今、多くの学生にとって、勉強への取り組み方を見直すことが必要なのかもしれません。
高等教育は、学業上の責任が一段と高まる段階であり、学生にとって時間を効率的に管理することが極めて重要です。学生たちに勉強中に直面する課題は何かを尋ねたところ、時間管理と先延ばしにすることという回答が上位を占めたのも当然のことなのかもしれません。半数近く (47%) の学生が、勉強する際の上位3つの課題の1つに、時間管理を上げています。
これも、学生が日頃十分な睡眠をとっていない一因かもしれません。8時間以上の睡眠をとっている大学生は4人に1人のみで、31%の大学生が毎晩の睡眠時間は平均5時間以下であると回答しています。睡眠不足は勉強するのを難しくし、先延ばしにすることや詰め込み学習を招き、ストレスに拍車をかけ、大切な休息の時間をさらに削ってしまうという悪循環を生むことになります。
勉強、特に試験の準備期間は強い感情が呼び起こされることがあります。勉強が重要であることは分かっていても、そのやり方に自信がなかったり、やる気が持続できなかったりすると、学生は落ち込んでしまいます。勉強中にどのような気持ちになるかを学生に尋ねたところ、上位3つは否定的な感情でした。勉強中に感じる感情の第1位は「不安」、第2位は「退屈」、そして第3位は「フラストレーション」でした。
良いニュース
強固な学習習慣は違いを生み出します。自分の勉強法を「優れている」または「良い」と評価した学生は、同級生と比較して、勉強中に感動、誇り、自信、満足をより感じていることが報告されています。また、学業面でも良い結果をもたらしています。学習習慣のある生徒の99%が、テストでは予想通りか、それ以上の成績を収めていると回答しています。
「これはとても効果的だったと思います。私はとても負けず嫌いなので、自分の名前がランキングの上位にあるのを見ると、良い結果を出したいというモチベーションにつながりました。自主学習のときでも、何点取れるか、どれだけ連勝を続けられるかを試したくなりました。」
テストや試験は、高等教育を受ける学生にとってストレスや不安の原因であることはよく知られています。調査を行った学生のうち、42%が少なくとも一度は意図的に試験を欠席したり回避したことがあると回答しています。試験をサボったことがある学生の半数以上が、準備不足や失敗することへの恐怖を理由に挙げています。
試験への不安は、一般的なメンタルヘルスの問題があると回答した学生の間でも高いことが示されています。全体としては、16%の生徒が、テストや試験でストレスや不安をいつも、あるいはほとんどいつも感じると回答しています。また、メンタルヘルスの不調を訴える学生はその2倍以上 (33%) も同じように回答しています。世界中の多くの学生が、メンタルヘルスの課題について議論する中で、学習への影響を認識し、支援するためのリソースと学生をつなげることが極めて重要になります。
の学生が週4~9時間、42%の学生が週10時間以上勉強しています。けれども。この時間を最大限に効果的に使えていない可能性があります。学習を向上させるにはどうしたらいいかという質問に対し、学生の回答で一番多かった (54%) のは、学習習慣の改善でした。
AIが勉強をサポートする可能性について、多くの学生がさらに大きな可能性を感じており、AIからの即時フィードバックが役に立つと回答した学生 (36%) は、仲間と勉強する機会を増やしたいと回答した学生 (34%) よりも多くなっています。
事実や情報を思い出すこと (想起練習として知られるプロセス) は、耐久力のある長期的な学習をサポートする最良の方法の一つであるという研究結果があります。結果的には、より多くの情報を得ようとするよりも、情報を引き出すプロセスの方が優れた勉強方法になります。
けれども、再読にはほとんど効果がないことが示されているにもかかわらず、学生は再読を最もよく使う勉強方法として回答 (67%) しています。ノートを見直す時間を減らし、情報を思い出す時間を増やすことで、学生は学習の定着率を高め、試験の準備やそれ以上の学習を行うことができます。
現在の学生の学習習慣は、以前とは大きく異なり、デジタル学習ツールやAIを活用する学生が増えています。調査を行った学生のうち63%が、インタラクティブなデジタル学習ツールが学習にとって極めて重要、またはとても重要であると考えています。同時に、70%の学生がAIを使用する対象として、勉強 (32%)、課題やプロジェクト (16%)、またはその両方 (22%) であると回答しています。
スマートに勉強を始める準備はできていますか?
調査方法
大学生の学習習慣および、メンタルヘルスと学業成績の関連を明らかにするために、Kahoot! は1,013人の現役大学生を対象に、地域別に代表性のある調査を実施しました。調査対象の学生には、2年制と4年制の学位取得希望者 (42%が学士号、35%が準学士号)、大学院生 (14%)、学位以外の資格取得を目指す学生 (9%) が含まれ、公立、私立、営利目的の教育機関に在籍する学生が含まれます。調査は2024年8月30日から9月22日まで、Qualtricsプラットフォーム上の調査パネルを通じて実施されました。本調査に関するお問い合わせは、press@kahoot.comまでご連絡ください。