自己紹介
こんにちは。曲竹夏美です。現在は千葉県柏市に所在する日本体育大学柏高等学校で外国語科(英語)の教諭として勤務しており、高校2年生を担任しています。2018年からKahoot!を授業で使っています。2023年にはKahoot! Certified for schoolのGold courseに合格しました。
学校紹介
日本体育大学柏高等学校は千葉県柏市に所在する私立高校です。2023年にGoogle事例校に認定され、6人の教員がGoogle for Education Certified educator の認定をされています。教職員と生徒は1人1台 iPadやChromebook等のタブレット端末を所持しており、授業はもちろん、部活動、学校行事、委員会活動など様々な場面で使用しています。
授業の終わりの理解確認として!Kahoot!ライブゲーム
授業で学んだ知識の定着に欠かせないのが確認テストですが、Kahoot!を使えばゲーム感覚で楽しく理解度確認ができます。私が授業の終わりに10分程度でよく使うのは、ライブゲームです。
教室の画面に投影された問題を見て、生徒は自分の端末に表示された選択肢ボタンを押します。生徒は正解すると自分のニックネームがディスプレイに映し出されるのが楽しいようで、クラス全体の授業参加度が上がるように感じます。並べかえ問題やタイピング問題の解答時間は少し長めに設定したり、単語の4択問題などの簡単な問題は解答時間を短くしたりして、難易度に応じて時間を細かく調整できることが飽きない秘訣だと思っています。
さらに後半の問題にいくつかダブルポイント問題を用意しておくと、生徒たちには一発逆転のチャンスが訪れます。並べ替え問題や複数選択の問題を用意し、ポイント2倍の設定をしておくと、それまで正解していなかった生徒たちのやる気に再び火を付けることができます。ダブルポイントによって、表彰台に乗れる生徒が誰なのか最後までわからなくなるので、生徒たちは緊張感を持ってKahoot!に集中してくれます。
Classic modeとTeam mode
英単語などの知識がどれくらい定着しているのか、生徒個人に確認したいときはClassic modeを使い、難易度が高いものや、よく考えて答えなくてはならない問題が多いときはTeam modeでライブゲームを行います。Team modeにするとチーム内での議論が盛んになったり、生徒同士が助け合ったりする様子を見ることができます。また、自分のチーム以外に答えがわからないようにヒソヒソと話す生徒や、他のチームを引っ掛けようとわざと別の答えを大きな声で言う生徒もいて、競い合いながら楽しく学ぶことができています。ただし簡単な問題をTeam modeで実施してしまうと、全員正解してしまいあまり差が付かないので盛り上がりません。単純に知識を問う問題であれば、Classic modeがおすすめです。
もっと楽しいGame modeサブマリン隊
Classic modeやTeam modeだけでなく、たくさんのゲームモードがあるのがKahoot!の魅力です。その中でもスピード感とスリルがあって私のお気に入りなのが、サブマリン隊(Submarine Squad)です。
生徒個人の端末に問題が配信され、問題に正解していくとブーストボタンが押せるようになる。みんなで潜水艦をブーストしておなかを空かせた魚から逃げ切る必要があるため、クラスの全員が問題に取りくむ環境を醸成できるところがいいところです。
逃げ切るためのゲージがいっぱいになると、特定の生徒の端末画面にだけ記号が映し出されます。その他の生徒は記号が何なのかは知らないまま、選択肢のボタンだけが画面に表示されます。みんなが同じ記号を選べるように、大きな声で「雨マーク!」「扇風機!」など記号の特徴を叫んで知らせて、潜水艦をより深く潜らせます。
潜水艦が潜った回数によってクリアレベルが変わります。また、到達したレベルによって船員ランクが付き「エビ」や「イワシ」など海の動物の名前が付けられるところが面白いところです。限られた時間で最高レベルまで到達するために、生徒は必死に問題に取り組みます。最高レベルでは船員ランクがどんな海の動物になるのか、私たち教員もワクワクしながら見守っています。
最後に
このように、Kahoot!は普段の授業にドキドキとワクワクを与えてくれます。生徒たちが笑顔になるに違いないKahoot!を、ぜひ授業で取り入れてみてはいかがでしょうか。